七夕忌法要・吟行句会
七月七日、松野自得先生の忌日を修し、法要と吟行句会が行われました。
例年通り三滝寺での法要でしたが、コロナ禍でストップしていた吟行句会も
今回から再開され、35名の参加者のもと、充実した句会となりました。
三滝寺は、一歩参道に入れば心地よい風を感じられる別世界で、
多くの句碑やお地蔵様を辿りながら、それぞれ自由に楽しく吟行し、
法要では、自得先生を偲び読経を唱和しました。

投句前のひと時、皆真剣です

滝の前はひんやりとした空気

参道両脇には多くの慰霊碑や御仏様が並びます
投句が終り、清記の方々による句稿作り、そして少し遠いコンビニでの句稿印刷など、久し振りの吟行に戸惑いながらも、担当の口田句会の皆さんの采配のもと、参加各会員のご協力で、楽しく句会を終了しました。
創生誌「秋号」で、詳細はご報告します。
七夕忌吟行句会上位句(10位まで)
梵鐘の余韻の行方夏木立 渡邉せろり
鐘撞きの英訳作法風涼し 安達繁樹
手をしづめ三滝の清水たしかめむ 髙垣わこ
涼しさや苔のふくるる手水鉢 松本直美
刻字消ゆ句碑の数多や夏木立 星加鷹彦
登る程涼しき風や三滝寺 水田満里
万緑や羅漢も齢重ねをり 中村智子
緑さす先師の句碑を撫でゐたる 山本清司
四聖人の慈悲のまなざし滝ゆたか 佐々木早苗
苔の花合同句碑の辿り読み 鷲見葦月
滝しぶく二段三段音違へ 菅 風花
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